鶏肉飯

昨夜あまり寝付けず、耳栓をして寝たら目覚ましに気づかず寝過ごす。なんとなく予感はしていたので、気を取り直して宿の近くで朝食。ベーコンチーズ蛋餅を勧められたのでそれと蘿蔔糕。友人が台湾国立藝術大学にある關渡美術館で個展をしているとのことなのでそれを見に行く。

北藝大（と略すらしい）はめちゃめちゃ広くてキャンパスもきれい。展覧会を一通り見たあと藝大食堂で昼ごはんに意麺を食べる。日本ではチキンラーメンのアイデアソースになったことで有名。シンプルな塩鶏ガラのスープが美味しい。關渡美術館は3つの個展と2つの企画展をやっていて結構な分量がある。昼ごはんのあともう一度ひと通り見て芝山のChi-wen Galleryへ。

Chi-wen Galleryを見終わって、關渡でオープニングパーティーがあるとのことなのでUターン。オープニングパーティーはどこの国でもろくに食べられないと相場は決まっているので、芝山で腹ごしらえ。安定の牛肉麵。これでもかというくらい牛スネ肉がごろごろと入っていておいしい。結構豆板醤が効いていて辛く、汗を書きながら食べる。

駅に行く道すがら一芳があったので誘惑に負けて温かい粉圓奶茶。今日はうっすら雨模様で寒い。今日は台北当代というアートフェアの初日というのもあり、展覧会のオープニングラッシュ。台湾の美術館やギャラリーは結構遅くまでパーティーをしていることがあるようで、關渡美術館を19時半に出て、台北市立美術館の台北美術奨へ、そして22時に呉季璁工作室へ、とオープニングのはしごになってしまいへとへと。23時半頃に離脱。

ご飯は案の定ほとんど食べられなかった。雨なのもあり夜市は閉まりはじめており、鶏肉飯を食べたかったのだが全然見つからない。困っていたら滷味があったので、全然違うけど気になって入る。入り口で好きなものと麺の種類を選ぶとその場で作ってくれる。

わりと満足しながら帰っていると煌々と輝く鶏肉飯の文字が。完全にダメと分かりながら吸い込まれてしまう。罠か？何食食べたら気が済むんだろう。残念ながら鶏肉飯は自分の好みとは少し違い、不満の残る結果に。おいしい鶏肉飯は明日以降の楽しみとする。