weekly knag

めし

オレンジと茹海老とビーツのマリネ

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今日は11時に起きた。起きてそのままデスクに向かい助成金報告書の証憑書類をまとめる。いつも寝起きから作業に入るまでに時間がかかってしまうので、昨夜必要なファイルをコンピュータで開くところまでやっておいたのだった。こういうしょぼいライフハックみたいなのにすがる程度には追い込まれている。請求書やら領収書やらを印刷して、振り込み履歴を確認して印刷して、クレジットカードの利用明細を印刷して、日付や金額がずれていたら理由書を添付する。通し番号を振って請求書ごとにホチキス。

14時過ぎくらいにひと通り終え、昼ごはんにエスプレッソを淹れる。フライパンにバターを熱してパンを片面焼く。ひっくり返してバターを追加し、焼けた面に蜂蜜を垂らす。ゆっくり食べながらメールの返信や、昨日納品したデータの修正やらをしていたら17時になる。

勤務先の大学の卒業制作展が近所で行われているので急いで観に行く。おそらく今日を逃すと見られない。曇り空だが雨が振ってもおかしくなさそうだったので、レンタルサイクルをつかって新高島へ。あまりゆっくりできなかったけど、ひと通り見れてよかった。僕の授業に出席していた学生さんたちも会場にいて、挨拶をしたり近況について話したりした。今年度の授業はほとんどリモートだったので、昨年度担当していた人たちはみんな顔の解像度が高い。自分が学生のときは、大学も教員も大嫌いだったので、彼らが自分を無視したり悪態をついたりしないのがとても不思議で、本当に大丈夫だろうかと不安な気持ちになる。いちご大福までもらった。帰りに近スー(近所のスーパー)に寄って、オレンジと舞茸を買う。結局雨はふらなかった。

帰ってもまだ仕事は残っているが、ひとまず夕飯の支度をする。ビーツのマリネと菜花のソテー。ビーツはアルミホイルで包んでオーブンへ。ビーツを焼いている間にパクチーと赤玉ねぎを極細微塵切りにし、ボイル海老とあわせてレモン汁とオリーブオイル、塩で調味する。オレンジは皮を剥いて角切りにしておく。ビーツが焼けたら粗熱をとって薄くスライスし、砂糖、塩、フランボワーズビネガーでマリネにしつつ急冷。エビとオレンジとビーツを並べ、粗塩を振って完成。菜花と舞茸は強めに熱したオリーブオイルでさっと炒め、塩と柚子胡椒で調味。ソースヴァンブランをかけて食べる。

ビーツのマリネはラズベリーとの相性がとてもよく、それと海老をオレンジの甘味と酸味がいい感じに架橋している。赤玉葱とパクチーの東南アジア的な香りもよい。アブラナ科とソースヴァンブランの相性がよいのは知っていたけど、柚子胡椒はそこまでうまく機能しなかった。ソースの油脂感が良くなかった気がするので、ソースの出汁をブイヨンじゃなくてあご出汁とかにして、バターモンテをなしにしたほうが良かったかもしれない。

最近は夕飯の支度が唯一の息抜きになっている。