weekly knag

めし

チキンシュニッツェル

f:id:knagata_org:20210313225102j:image

体力が落ちに落ちていて、朝起きて第一声が「疲れた...」だった。気が済むまで休み、体力をつけるためのトレーニングをしたい。いまは、体力をつけるためのトレーニングをするための体力がない。つねにどこかしらが調子が悪くて、30代前半でこれってことはもう40才になる頃には転んだら死ぬくらいまで弱ってるんじゃないか?っておもう。

仕事を進めないといけないのでデスクについて仕事をするんだけど、結局メールや諸連絡をしているだけで時間が経っていく。片端から仕事を片付けたいけど、仕事を片付ける速度よりも仕事が溜まる速度のほうが早くて、時間の経過に比して状況が悪化している。このままだと何かしらの破産だ。しかもこんなに忙しいのにお金は減る一方で、何がどうしてこうなっているんだろうっておもう。理由は単純で、作業が遅くて単価が安いからなんだけど、高速で作業をするための能力も、単価をあげるためのリソースもない。貧乏暇なしとはよく言ったもので、しかし実際は暇なし貧乏なのだろう。

作業をしていても身体が痛くて、どうにも耐えきれずすべてを投げ出してマッサージに行った。全身もみほぐし60分。いくぶんましになった。帰路買い物をして夕飯の支度をする。今週は家をあけることが多くて、夕飯を作れないことが多かった。冷蔵庫に瀕死の鶏むね肉(フォーのときに買ったもの)を見つけたので、チキンシュニッツェルをつくることにする。

揚げ物って油の処理が面倒なのであまりやる気しないんだけど、シュニッツェルは実際のところパン粉焼きなので気楽でよい。日本料理の揚げ物はなんであんなに大量の油で揚げるようになったんだろう。日本料理は揚げると焼く、炒めるで別の単語を使うけど、英語ではdeep fry, fry, stir fryで連続的に捉えられているという話はよく聞くんだけど、friggereとかfrittureとかあるし(わからんけど語感的にfryと同語源なのかな)、単語が違う/同じだから不連続/連続的なんだ、というのも乱暴な話だ。日本料理にはそもそも油脂調理のレパートリーが少ない(茹でるか直火が多い)ので、揚げるは茹でるから派生したということなのだろうか、と思ったりした。火を媒介するのが水か油か、というだけのことなのかもしれない。

料理をしたら少し元気になった。料理は気分転換によい。問題は、気分が沈むときはたいてい忙しくて、忙しいときはなかなかキッチンに立てない、ということだ。