weekly knag

めし

えびの大蒜炒め

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今日は11時起き。先週金沢でお料理会があり、その準備で生活が崩壊したまま現在に至る。ようやくいろいろ落ち着いて、日常に帰ってきた感じがするので、なんとかして生活リズムを修正したい。11時では朝ごはんという時間でもないので、起きてそのまま昼ごはん。手撕包菜(キャベツ炒め)と味噌汁と白飯。最近は手撕包菜が安くて手軽でご飯が進むということでキャベツさえあれば毎回のように作っている。フライパンにたっぷりの油を熱し、香りが出るまで花椒と唐辛子と大蒜を炒める。ねぎを加えて軽く炒めたら、一口大にちぎったキャベツを加え、醤油、砂糖、香醋、MSGで調味。醤油を軽く焦がす感じで強火で一気に煽り、キャベツがしんなりする直前で皿に盛る。甘塩っぱ酸っぱいタレに花椒と唐辛子の刺激が加わって、ご飯すすむ。正直なところ「ご飯のおかず」というものがあんまり好きではなくて、それは料理がご飯に奉仕している感じがしてしまうからだ。ご飯が美味しく食べられる、ということによっておかずが評価されるというのがいまいち気に食わない。こと東アジアにおいて「ご飯を食べるためにおかずを用意する」という時代が長かったのは事実にせよ、おかずはおかずで美味しいのである。しかし、この手撕包菜はどうにもご飯と相性がいい。ご飯が美味しく食べられる、というよりも、ご飯との組み合わせにおいて最高に美味しいという感じがする。

昼食を済ませてお出かけ。今日は初台のオペラシティで展覧会を見る。ICCの企画展とオペラシティアートギャラリーの白髪一雄。コロナウイルスの影響で美術館も休館するそうなので、しばらくの見納めということになりそう。白髪一雄は初期の作品がとても良い。全然知らなかった。フットペインティングも並べてみるとそれぞれで何を試みているのかがよくわかる。円のシリーズは全然良くなくて、人間失敗することもあるよなあと思って少し元気が出た。大規模個展は楽しい。

帰りに新宿駅のThe Alleyによってタピオカミルクティー。かつては大行列だったのだけど、今や並ばずに注文できる。個人的にタピオカは好きなので、並ばなくなったのは嬉しいけど、潰れない程度にはお客さんが入ってほしい。最寄り駅のスーパーで海老とはまぐり、大蒜を買って帰る。今夜は大蒜炒鮮虾(えびにんにく炒め)と蛤蜊炒粉絲(はまぐり春雨炒め)。鍋に油を熱し、大蒜と生姜、ねぎを炒める。はまぐりを加えて油を絡める程度に軽く炒めたら、紹興酒を入れて強火にし一気にアルコールを飛ばす。塩と醤油、香醋を加え、下茹でしておいた春雨を加えたら蓋をして弱火に。3分ほどしてはまぐりに火が通ったら完成。えびは殻を剥いて背わたと腹わたをとる。フライパンに多めの油を熱して、えびの殻を揚げる。殻が揚がったらキッチンペーパーにとり、残った油にたっぷりの刻み大蒜と唐辛子、ねぎを加えて炒める。香りがたったらえびを加えて、塩胡椒とMSGで調味。強火で一気に炒めて完成。揚げたえびの殻は塩とMSGを振って同じ皿に添える。パリパリとして美味しい。

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食後に虎屋の季節限定いちご羊羹。安定の虎屋…と思いきやいちごのフレーバーが妙にチープで、安物のジャムを舐めてから羊羹を食べたような印象になってしまっている。羊羹としてはちゃんと美味しいんだけど、いちごが全く活躍できておらずちょっと残念。虎屋はやっぱりおもかげが一番美味しい。