weekly knag

めし

天蕎麦

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昨日遅くまで仕事してたので、昼過ぎに起床。昨夜のあまりのスープカレーを食べる(写真は昨夜のもの)。11月の展覧会準備にかかった費用の請求で年末年始お金がなくて絶望的な気持ちになっていたんだけど、先月末から仕事をいくつか入れて頑張って働いたのでなんとかなってきた。カードを止めずに乗り切れるとは思っていなかったので自分を褒めてあげたい。わりと気持ち的にはギリギリのところだったんだけど、精神の健康も肉体の健康も損なわずにちゃんとお金が準備できたのは大きな進歩。メンタルもっと強くなりたい。

常々思うけど、展覧会はやればやるほど貧乏になる。収支ギリギリ黒になるように毎回頑張るけど、とはいえその間仕事がストップので、家賃や食費、光熱費を払うと当然口座残高が減る。定職があって趣味みたいにやるんじゃないと続けられないので、もう少し手を抜いて短時間に制作できるようにするとか、コストを削減して利益を増やすような方法を考えないといけない。

今日はいくつか納品を済ませたし、同居人がずっとオンライン会議していたので、仕事するのは諦めて、戯れにシフォンケーキを焼いたり、ダラダラしたりした。本当は勉強したり、本読んだりできるようになりたいんだけど、そういうのって必要に迫られるか、まじで元気すぎて元気のやり場がないみたいなときしかできない。なんか調べ物でもしようかな~と思いつつ、ソファで横になったり、ツイッター見てたりするとあっという間に時間が経っている。気がついたら30歳だし「まじで元気すぎて元気のやり場がないみたいなとき」ってもう来なくないですか?

最近はお菓子が作れるようになりたくて、手始めにシフォンケーキを焼いている。もっと入門に適したお菓子はあると思うんだけど、シフォンケーキはバターも生クリームを使わないので失敗しても金銭的ダメージ(そしてそれは精神的ダメージに直結する)が少ないのがよい。あとシフォンケーキ好き。なんだけど、僕のセンスが無いのか使っている道具(ホイッパーやオーブン)が悪いのか、はたまたレシピが悪いのかわからないんだけど、全然うまくいかない。それはもう笑っちゃうほどに。ちなみにネットで調べた限りではシフォンケーキの焼き方にはいくつかの方針の違いがあって、主に卵黄(がっつり泡立てる/砂糖が溶けるまで混ぜる)、生地(小麦粉を加えたあとグルテンを形成するようにしっかり混ぜる/グルテン形成を避けるためサックリと混ぜる)、メレンゲ(角がしっかり立つまで泡立てる/角が軽くお辞儀するくらいの緩めに泡立てる)、生地とメレンゲの混ぜ合わせ(決して混ぜすぎない/しっかりと混ぜる)など真逆の方針をとるレシピが無限に存在する。このあたり分量や、何を優先するかによって変わるっぽいんだけど、それに加えて、レシピの解説が科学的にバチクソに間違ってたりするそもそもの信憑性の有無も関わってくるので完全に迷子。定番のレシピ本があったら教えてほしいです。なるべく解説が丁寧なやつがいい。ちなみにたけだかおるのマニアックレッスンシリーズは買いました(読んだだけだけど、めっちゃよかった)。シフォンケーキのレシピはなかったけど(基本フランス菓子なので)。

備忘録も兼ねて、ここに試行錯誤の結果を書くこととする。

1回目
・生地:薄力粉75g、上白糖20g、卵黄50g、サラダ油30g、水40g、バニラエッセンス
メレンゲ:卵白100g、上白糖50g
・卵黄:泡立てる、生地:ざっくり混ぜ、メレンゲ:しっかり、混ぜ:しっかり混ぜる
・オーブン:天板中段で170℃35分
→表面がガッツリ焦げた。膨らみ不足。オーブン庫内の上部のほうが温度が高いため表面が焦げたのではないか

2回目(天板の位置を変更)
・オーブン:天板下段で170℃35分→20分の段階で焦げ始めたので途中で開けてアルミホイルを被せた
・他は同上
→膨らみ不足。生焼け気味。オーブン温度が高いため焦げ、途中で開けて庫内温度が下がりすぎたため生焼けになったと推測

3回目(オーブン温度を下げる)
・オーブン:天板下段で160℃35分
→焼き加減はよいが、膨らみ不足。他のレシピに比べて卵白が少ないの膨らみづらい原因ではないかと推測

4回目(別のレシピを試す)
・生地:薄力粉70g、グラニュー糖30g、卵黄60g、サラダ油30g、水40g、バニラエッセンス
メレンゲ:卵白130g、グラニュー糖40g
・卵黄:混ぜる、生地:ざっくり混ぜ、メレンゲ:ゆるく、混ぜ:混ぜすぎない
・オーブン:天板下段で160℃35分
→しっかり膨らんだけど、冷ます過程で強烈にしぼみ、ケーキが型の側面から剥がれた。内部に巨大な鬆がはいる。大失敗。混ぜなさすぎたのかもしれない

5回目(失敗に疲れ、色物を試す。小麦粉を使わないレシピ)
・生地:コーンスターチ70g、はちみつ30g、卵黄65g、サラダ油30g、牛乳50g、茶葉5g
メレンゲ:卵白130g、グラニュー糖40g
・卵黄:混ぜる、生地:しっかり混ぜ、メレンゲ:しっかり、混ぜ:しっかり混ぜる
・オーブン:天板下段で160℃35分
→しっかり膨らんだので油断していたら、尋常じゃない生焼け。気づいた頃には手遅れで、追加で焼いたらしぼんだ。大失敗。4回目のしぼみを考えても、レシピの水分量が増えたため、その分焼き時間を長くするか、温度を上げる必要があるのではないか

6日目(別のレシピを試す。オーブン温度を上げ、焦げ防止に天板の代わりにケーキクーラーを使う)
・生地:薄力粉80g、グラニュー糖40g、卵黄60g、サラダ油50g、牛乳35g、水30g、柚子ペースト25g
メレンゲ:卵白100g、食塩0.5g、グラニュー糖40g
・卵黄:泡立てる、生地:ざっくり混ぜ、メレンゲ:しっかり、混ぜ:しっかり混ぜる
・オーブン:ケーキクーラーで170℃35分
→しっかり膨らんだけど表面が焦げそうだったので、途中で開けてアルミホイルを被せた。表面が硬すぎたためか、横割れが発生。冷ましている間にしぼみ、ケーキが型の側面から剥がれてしまう。温度は160℃のままで時間を長くしたほうがいいのかもしれない

こんなうまくいかないことある??試行錯誤で上達するかと思ったんだけど、あまりに失敗するので、ちゃんとした教本を買って理論からちゃんと勉強したほうがいいかもしれないと思い始めている。まあでもあとちょっとな気もするので、もう少し頑張って、だめだったらちゃんと理論書を探し、買おうとおもう。

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そんな失意のままに晩御飯。冷蔵庫に舞茸が2房あったので、天麩羅にして食べたいとおもって、蕎麦と舞茸天。菊の花とアボカドもあったのでそれも。自宅で天麩羅は後片付けが本当に面倒くさいんだけど、頑張ればそこそこ美味しい天麩羅が揚げられるということがわかった。舞茸とお出汁の組み合わせって最高に美味しい。

明日もまたシフォンケーキを焼こう。